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イギリスのクリスマス習慣とは?

もうすぐクリスマスですね!それで、イギリスのクリスマス習慣について説明したいと思います。日本とイギリスの違いは、イギリスで一番大切な祭りはクリスマスですが、日本ではお正月かもしれません。

イギリスの主たる宗教はキリスト教で、クリスマスはイエス・キリストの誕生に基づいています。しかし、2021年の国勢調査によるとキリスト教はイギリスの人口の50%以下です。それなのに、86%のイギリス人はクリスマスを祝っています。要するに、クリスマスはイギリスの伝統的な祭りになりました。

普通のクリスマスは3日間です。クリスマスイブは1224日、クリスマス・デーは25日、そしてボクシングデーは26日です。ボクシングデーとは、たいていクリスマス・デーと同じように祝っていますが、昔、貧困者に寄付をあげる日でした。「ボクシング」は献金箱に基づいているかもしれませんが、歴史が不明です。クリスマスを祝っている国は全てクリスマスイブとクリスマス・デーを祝っていますが、ボクシングデーはイギリスの伝統に基づいていて、あまり他の国は祝っていません。実は、クリスマス・デーやボクシングデーは祝日ですが、クリスマスイブは祝日ではなく、多くの人は働かなければなりません。

一番大事なクリスマス習慣はギフト交換、装飾、サンタクロースの神話、料理や休むことです。イギリス人はクリスマスに家族と過ごしています。2日祝日がありますので、親戚に会う機会があります。でも、祝日の前に装飾することが必要です!日本と同じように、12月の上旬から(11月からの所もあります)道にライトアップを始めます。全てのイギリスの町でそういうライトアップが見られます。一番有名なものは、ロンドンのオックスフォード・ストリートのライトアップです。イギリス中から多くの人が見るために来ますが、オックスフォード・ストリートは大きい商店街なので、12月は本当に混んでいます!ギフト交換の習慣があるので、12月に家族、友達、恋人のギフトを買うために商店街に行きます。それで、多くのイギリス人は混雑した場所を避けるために、10月や11月にクリスマス・ショッピングをしています。その結果、9月からクリスマスの宣伝も始まります!ほとんどのお店はクリスマスの期間に多くの利益を得ます。

道の装飾があるだけではなく、家にも飾っています!一番人気なのはクリスマスツリーです。本当の松の木を使う人が多く、プラの木を使っている人も多いです。私の両親はずっと緑色のプラの木を使っています。銀色、金色があるプラの木も人気です。ペットを飼う人の心配なことは、ペットがクリスマスツリーで遊ぶことです!オンラインでクリスマスツリーに登る猫が見られますね!運がいいことに私の猫はクリスマスツリーに全然興味がありません。クリスマスが大好きな人たちは家の内に飾るばかりでなく、家の外もライトアップしています。近所に一軒は、すごいライトアップする家があるはずです!

家族の皆とギフト交換しています。クリスマス・デーの朝に、起きて、クリスマスツリーの下のクリスマスの靴下の中にギフトを見つけられます。恋人、友達、同僚もギフト交換しています。クリスマス・デーの前にギフト交換していますが、クリスマス・デーに開けます。でも、時々クリスマス・デーの前に友達に会えば、一緒にギフト交換して、ギフトを開けることもできます。人それぞれ違いますね。でも、全ての友達と同僚にギフトをあげると、負担が重いのではないでしょうか?なので、多くの職場では「シークレットサンタ」ということをしています。英語で「シークレット」の意味は秘密です。この習慣は、11月に職場の皆がそれぞれ職場内で一人ずつ名前を書かれたくじを一枚引いて、ギフトを用意する相手の人を決めます。

その後、この人のためだけにギフトを買います。クリスマス休みの直前に誰の名前を選んだのかを示して、皆がギフトを交換します。ギフトの値段の上限も決めるのも普通です。

ギフトと言えば、サンタクロースの神話について説明します。イギリス人の子どもはサンタクロースを待っています。サンタクロースは長く白い髭があるお年寄りですが、奥さんと北極に住んでいて、年中妖精と子どものギフトを作っています。でも、おとなしい子どもしかギフトをもらえません!おとなしくない子どもは悪い子どものリストに名前があります!それは子どもが年中良い行いをするようにするためですね!子どもの時、悪いことをした後で、両親は「気をつけて。悪いことをすれば、今年サンタクロース来ないかな」と言いました。クリスマスイブの夜にサンタはそりに乗って、世界中飛んで、ギフトを届けています。煙突を使って、家に入ってきます。クリスマス・デーの朝に、家族からのギフトだけではなく、子ども達はサンタからのギフトも開けています。子どもの時、私はクリスマスに本当に幸せになりました。クリスマスイブにサンタに会いたかったので、あまり眠れませんでした!

クリスマスの時には、休むことが大切です。もちろん、看護師といった仕事がある人は働かなければなりませんが、余分に給料をもらいます。他の職場はクリスマスの間は閉めています。学校の休みは2週間です。それで多くの両親はこの間に年休を取ります。休みの間、たくさんのクリスマス活動があります。例えば、クリスマス曲やクリスマス映画が放送されます。日本のコンビニみたいに、12月の上旬から店やスーパーでクリスマスの曲が聞こえます。多くの人が家にいるので、テレビではクリスマスをテーマにした映画だけではなく、人気の映画も放送されています。例えば、イギリスのハリーポッターの映画が毎年放送されています!

最後に、多分イギリス人が一番楽しみにしているであろうことについて話しましょう。それは、クリスマスの料理です!日本のお正月のお節料理と同じ感じです。日本のクリスマス料理は、ケンタッキーフライドチキンではないでしょうか。欧米人としてそれは本当に面白いことです。イギリスにケンタッキーフライドチキンがありますが、クリスマスには全然食べていません。一方で、イギリスのクリスマス料理は手作りのクリスマス・ディナーです。中でも、七面鳥(しちめんちょう)、じゃがいも、野菜、グレービー、ヨークシャープディングなどが有名です。ピッグズ・イン・ブランケッツという小さめのソーセージにベーコンを巻いて焼いたものもよく食べます。フルーツが入っているクリスマスプリン、ミンスパイ、クリスマスケーキは伝統的なスイーツとして有名ですが、最近では、プレゼントとしてチョコレートをプレゼントする人が一般的になりつつあります。中でもフランスからのブッシュドノエルというチョコケーキが人気です。以上のものがクリスマスの時によく食べられますが、たいていのクリスマスの食べ物は香辛料(こうしんりょう)の味が強いです。例えば、ミンスパイにはフルーツばかりか、香辛料もあります。クローブ、シナモンといった食材があるホットワインも人気です。日本みたいに、イギリスのカフェでも特別のクリスマス商品が発売されています。日本のクリスマスで定番の食べ物はイチゴケーキですが、イギリスではイチゴはクリスマスのイメージではないです。理由は、イギリスでは夏の間にイチゴが売られるからです。

まとめると、クリスマスはイギリスの一番大切な祭りと祝日なので、習慣が多いです。ですが、お正月にはあまり伝統的な習慣がありません。初詣はないですが、キリスト教のイギリス人はクリスマスに教会に行っています。イギリスでは、日本と同じように1月1日は祝日ですが、2日はないです。たくさんのイギリス人は大晦日にパーティーをしています。家族、恋人、友達と祝うことが多いです。深夜12時までカウントダウンし、12時になると他の人とキスすることが一般です!それ以外には、新年の抱負ということが普通です。それは生活を変えたいという抱負です。例えば、クリスマスにたくさん食べたので、1月から「ジムに行く」のような抱負がある人が多いです!「外国語を学びたい」「就活する」「ダイエット始める」も人気な抱負です。でも、多くの人は2月には新年の抱負を諦めます!

実は、お正月はクリスマスに含まれています。キリスト教に基づいて、クリスマスの12日間は12月25日から1月6日までです。それで多くのイギリス人は6日までクリスマス装飾を続けています。また、年賀状ではなく、クリスマスカードを送っています。クリスマスカードに「メリークリスマスと新年のご挨拶を申し上げます」と書いています。英語で「Merry Christmas and a Happy New Year」になります。

イギリスのクリスマス習慣について以上です!皆さん、ご覧いただきありがとうございました!

コメント(1)

boxing dayについては、初めて知りました。スポーツのボクシングをイメージしたので、クリスマスとボクシングがどう関係しているのかと思いネットで調べてみました。donation用のboxのことを指しているんですね。勉強になりました。
Merry Christmas, Ariadne.

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