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フランス語と英語、主な違いは何ですか?

以前、ブログポストでイギリス英語とアメリカ英語の違いを説明しましたが、今回は、フランス語と英語を比べます!私の大学の専攻は、フランス語と日本語だったので、フランス語も話せます。でも、日本に住んでいると、あまりフランス語を使う機会がありませんので、このブログにフランス語について書くことにしました!

 

英語はゲルマン語群の一つですが、フランス語はロマンス語群の一つです。それにもかかわらず、フランス語と英語には多くの類似ポイントが見られます。主には、語彙の類似です。日本語と韓国語のように、似ている語彙が多いです。同じ語彙も多いです!理由として、歴史的背景が関係しています。ロマンス語群の全ては、ラテン語から来ました。英語はゲルマン語から来ていますので、元は違います。しかし、1066年に、現在の北フランスのノルマン人がイングランドを征服し、ノルマン人がイングランドの王様になりました。それが、フランス語がイングランドの英語に大きな影響を与えた理由です。(その時代は、イギリスの地域、スコットランド、イングランドとウェールズは別の国でした。)

 

日本語では、名詞を使う際に冠詞は必要ありませんが、フランス語と英語では必要です。例えば、英語では、「the」、「a」、「an」がよく使われている冠詞です。名詞の頭文字が母音の時、「an」が使われます。英語の母音とは「a」、「e」、「i」、「o」、「u」です。名詞の頭文字が子音の場合は、「a」を使います。原則として、特定の事柄について話すときに、「the」が使われますが、特定ではない場合、「aan」が使われます。しかし、他の規則や例外もあります!そのため、冠詞を使わない言語を母語としている人にとって、英語の冠詞は間違えやすいと思います。英語を母語としている人にとっては、どの冠詞が正しいかは自然と感じることです。

 

フランス語は、英語と同じく冠詞が必要です。「the」は「lelal'les」、「aan」は「ununedes」です。フランス語には、英語と異なり、女性名詞と男性名詞があります。男性名詞には、「le」または「un」を使われます。一方で、女性名詞には「la」または「une」が使われます。「les」と「des」は、複数名詞に使われます。英語では、単数でも複数でも、「the」を使います。「l'」は、名詞の頭文字が母音の時に使われます。英語と同じように、フランス語の母音は「a」、「e」、「i」、「o」、「u」ですが、「h」も母音と同じ扱いです。フランス語で「h」は発音されず、名詞に「h」の頭文字がある時、次の文字は母音です。発音は母音の音から始まります。そのため、「l'」の冠詞が使われます。英語と同じように、「lelalesl'」は定冠詞で、「ununedes」は不定冠詞です。フランス語を学びたい方は、各名詞を学びながら、女性名詞か男性名詞かどうか覚えなければなりません!難しいポイントですね!

 

日本語の語順は、ヨーロッパの言語とは、違いますね。日本語の語順はSOV型で、主語→目的語→動詞の順です。SOVは英語の「Subject-object-verb」の略語です。例えば、「彼女は(S)ご飯を(O)食べる(V)」となります。英語とフランス語の語順はSVO型です。これは、主語→動詞→目的語です。日本語でそういう語順を作れば、「彼女(S)・食べる(V)・ご飯(O)」になりますが、これは正しくありません。また、日本語には、「は」「を」といった助詞がありますが、フランス語、英語にはありません。

 

フランス語も英語もSVO型なので、語順は全て同じかと思われるかもしれませんが、ちょっと違います。異なるのは、形容詞に関する語順です。英語で、形容詞は名詞の前ですが、フランス語では、形容詞は名詞の後です。日本語では、形容詞は名詞の前で、例えば「優しい人」です。フランス語で話せば「人・優しい」になりますよ!フランス語は文法のルールが多いですが、例外も多くあり、名詞の前に形容詞がくることもあります。また、フランス語の形容詞は、名詞に形を合わせて、女性の単数、男性の単数、女性の複数、男性の複数の形があります。例えば、単数の女性名詞について話す場合は、女性の単数形の形容詞が使われます。複雑ですね!ロマンス語群の言語には男性名詞、女性名詞がありますので、ロマンス語群を学びたい方、頑張ってください!

 

最後に、発音について説明します。日本語の漢字は、日本人の子どもや外国人にとって読むのが難しいですが、仮名やフリガナを読むのは簡単で、黙字や不規則なポイントはありません。一方、フランス語と英語は違います。特に、英語の語源は、多くの言語が混ざっているので、発音は複雑です。単語の綴りを見ても、発音がわからない場合があります。英語が母語である子どもでも、難しいです。また、フランス語は黙字が多いです。例えば、名詞を複数形にする場合、最後に「s」を付けますが、発音しません。また、前述しましたが、「h」も黙字です。フランス語と英語を聞いたことがある人は、発音、アクセントがまるで違うと気づいたかもしれません。特に、「r」の発音は異なります。私が大学生の時、フランス語の先生から「フランス語を話す時、「r」の発音が英語っぽすぎる」と注意されました!

 

フランス語と英語は発音もアクセントも異なります。その上、フランス語や英語を母語としている国が多いので、国ごとでアクセントが変わります。例えば、フランスのみならず、スイスとベルギーでもフランス語が話されています。カナダでも、特にケベック州では、フランス語が公用語となっています。コンゴ、モロッコといったアフリカの多くの国やカリブ海の周辺にある国でもフランス語がよく話されています。

 

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