(2025.08.29)
2025年8月3日(日)、岐阜県国際交流センターにて、多文化共生サロン「えっ、コーヒーに塩と卵?ベトナムの不思議カフェ体験~本場の味を知って、作って、味わおう~」を開催しました。
今回のイベントは、ベトナム出身の国際交流員ファム・フオン・ヒエンさんが講師を務め、計17名の参加者がベトナムのユニークな喫茶文化を、五感で体験する時間となりました。
【日時】2025年8月3日(日)15:00~17:00
【場所】岐阜県国際交流センター
【参加者数】17名(親子、一般市民)
【 イベントの流れと工夫】
イベントは、簡単なベトナム語のあいさつやミニゲームを通じて、和やかな雰囲気の中でスタートしました。参加者は、自分のコップに筆記体のベトナム語で「Cà phê (コーヒー)」と書いて、同席の方々と交流しました。その次、クイズ形式でベトナムのコーヒー文化について学び、塩コーヒーづくりに挑戦しました。泡立てた塩クリームを注いで、楽しく手を動かしながら本場の味に近づいていきました。
コーヒーと一緒に提供されたのは、ベトナムの定番「練乳トースト」。参加者同士で日本語とベトナム語で「おいしい!(Ngon quá!)」と声をかけ合いながら、交流が自然と生まれていきました。
終盤には、ベトナム名物「エッグコーヒー」の実演紹介も行われ、濃厚でふわふわの卵クリームの様子に多くの参加者が目を輝かせていました。
「しっかり計画されたイベントで、スタッフの対応も丁寧。塩コーヒーの味も新鮮でとても楽しかったです」
「初めてベトナムコーヒーを作って飲みました。家でも再現したいと思います」
「知らなかった文化を"食"を通じて知ることができました。コーヒー文化がこんなに奥深いとは!」
「エッグコーヒーの試飲がなかったのは残念。でも見ているだけでも楽しかったです」
アンケートによりますと、満足度の高いイベントとなりました。
ただ知識として異文化を学ぶのではなく、実際に手を動かし、味わい、感じることで、距離のあった異国の文化が身近に感じられます。今回のサロンを通じて、「食文化から文化を知ること=人を知ること」「体験を通しての交流が何より大切」というメッセージが、自然と参加者の間に広がっていきました。「ベトナムのイメージがかわった」という声も多く寄せられました。
今後も岐阜県国際交流センターでは、今後も多様な文化とふれあう機会を提供し、多文化共生の社会づくりを応援してまいります。
最後に、イベントの開催においてまだ改善すべき点があるかもしれませんが、参加者の皆様のご意見に耳を傾け、それを参考にして今後の参加体験の向上に取り組んでまいります。今後のイベントにも、ぜひご参加ください。